放課後等デイサービス はぁもにぃ 終了のお知らせ
2008年1月に前身である「日中一時支援(放課後対策型)」を開業して以来、一貫して、放課後に友達と約束して遊んだり、部活動や塾、習い事といった体験をする機会が少ない子どもたちにとっての放課後の「余暇活動支援の場」、イメージとしては「部活動的な揚」を作り、そこでたくさんの「楽しい」や「嬉しい」を同じ場所を共有する仲閻たちと体験してもらいたいという思いのもと、サービスを提供させていただいてまいりました。
2012年4月に「放課後等デイサービス」事業に移行しても、その思いは変わらず、また同時にたくさんの事業所が開業するようになり、はぁもにぃの役目としては同世代の子どもたちが過ごせる場つくりであると考え、中高生に特化した放課後等デイサービス事業運営に力を注いでまいりました。
その年齢になると一学年あがるごとに、本人はもちろん、それ以上にご家族も卒業後の進路=居場所を真剣に者えられるようになり、はぁもにぃも今以上(2012年12月就労継続支援事業A型を運営)にその場作りを求められる声が聞こえるようになりました。
もちろん、デイサービスご利用児童やご家族だけでなく、在宅で働く場を探している当事者の方たちやそのご家族からも、日々多くのお声をいただいていました。
はぁもにぃがデイサービスを始めた当時は、事業所の数も少なく、利用を希望する子どもたち全員にサービスを提供することが難しい状況でしたが、今では事業所の数の方が多いくらいになりました。
そういった事情と2020年1月から始まったコロナ禍により、毎日の利用児童数も少なくなり、はぁもにぃに求められた役割は果たし終えたと考えるに至り、2020年3月末日を持ち、「放課後等デイサービス はぁもにぃ」を終了し、デイサービス跡地にこれからのはぁもにぃに求められている「多様性のある働く場」作りを行うための準備をすることとなりました。
今までご利用をくださった児童の皆様並びにご家族様、すでに卒業されていった皆様並びにご家族様、温かく見守ってくださった地域住民の皆様、関係機関の皆様、応援くださった皆様に心からお礼を申し上げます。
長い間本当にありがとうごさいました。
令和2年3月末日
特定非営利活動法人 はぁもにぃ
理事長 長浜 光子
以下、過去の掲載情報です。
はぁもにぃでは、児童福祉法に基づく障碍児通所支援事業として、放課後等デイサービスを提供しています。
学校教育法に規定する学校(幼稚園、大学を除く)に就学している20歳未満の障碍児に対して、授業終了後又は休業日に、 学校教育と相まって自立を促進するとともに、放課後の居場所作りを推進することを目的としています。
大人になっていく彼らが身につけて欲しい力「伝える力」を育む支援
特別支援学級や学校に通う子ども達の多くは、放課後に友達と約束をして遊んだり、塾や習い事に行ったり・・・そういう時間を過ごすことなく、学校と家の往復中心の毎日を過ごします。
はぁもにぃでは「放課後等デイサービス」の場を「クラブ活動的な場」と捉え、色々な課題(体育・調理・音楽・英語・フラワーアレンジメント等々)や子どもの街づくり(究極のごっこ遊び)など遊びの提供を行っていますが、大人になっていく彼らが身につけて欲しい力を獲得する「療育の場」とも捉えています。
「自分の思い(考えていること、感じていること)を、要求も含めて、しっかり伝える力を身につけていくこと」を社会の中で生活していく上で最も必要かつ大事なことだと考え、これが可能になるための支援を「療育」と捉えています。
もちろん簡単なことではありません。
上手にしゃべれない子はもちろん、うるさいくらいぺらぺらしゃべれる子でも、自分の興味のあることについては何でも話せるけれど、自分の気持ちや、どう感じているか、どう考えているのか、それを言葉にして相手に伝えることが出来る子は本当に少ないです。
自分で解らないことも含めて、上手く伝えられない不安や怒り、苛立ち、あせり、悲しみ・・・
そういったことが強いストレスとなり、パニックや自傷、他傷などの形をとって表出されます。
これが続くと本人も周りも本当につらく苦しいですよね。
どうすれば楽になるんでしょう?
まずは自分の気持ちや感情を理解すること。
そのために必要な支援は?というと、彼らとしっかり向き合い、じっくり付き合うことだと思います。
これは今現在そういった派手なアクションを起こしていない子ども達に対しても絶対必要なことです。
現状問題や気になるところが少なく見えても、しっかりと彼らの様子を見ることです。色々なところで出しているサインを決して見逃さない姿勢がなりより大事です。
その上で何を考えているか?何を感じているか?こちらが一方的に想像するんじゃなくて、一緒に探っていくのです。
どんな気持ち?
どんなに幼く見えても必ず大人になっていく彼らに必要な支援は、察して先回りして手助けすることではありません。
何がしたいのか?
どう考えているのか?
何に困っているのか?
どこを手助けしてほしいのか?
彼らが自分でそれを伝える力を育むこと。
彼らが自覚をもって行動できるようサポートしていくこと。
上から引っ張り上げるのでも、下から押し上げるのでもなく、並行して彼らが望むことだけ、必要とすることだけをサポートしていくこと。
そして、じっくり見守る忍耐が必要となります。
ご利用案内
定員 | 10名 |
---|---|
対象 | 知的・発達・精神障碍特性を持つ中高生 |
サービス提供日 |
月~土曜日(祝祭日及びお盆・年末年始のぞく) 土曜日 月2回(原則第2第4) |
サービス提供時間 |
平日 13:30~17:30 土曜及び長期休暇中 13:00~17:00 |
サービス内容
余暇活動及び社会生活支援
各種課題活動を通してたくさんの好きや楽しい、そして必要な知識やスキルの獲得を目指していきます。
送迎
平日 学校 → 事務所 → ご自宅
休日 ご自宅 → 事務所 → ご自宅
課題活動例
平日
- 話し(合い)をしよう
- マナーを学ぼう
- おやつ作りをしよう
- イベントを企画・実施しよう
- 音楽講師による音楽遊び
- 英語講師による英語遊び
- 池坊師範によるアレンジメント制作
- その他
土曜日スペシャルプログラム
からだクラブ(月1回)
ストレッチやアスレチックをしながら、「歩く・走る」を楽しく身につけます。
おとクラブ(月1回)
個々に楽しむ他、合唱や合奏にもチャレンジしていきます。
2018年度放課後等デイサービス評価表
2018年度放課後等デイサービス評価表をUpしました。